会社員が副業を始めるなら、ストック型ビジネスが可能なネットビジネスが良いと書いたけど、そのときに気を付けたいのが、詐欺に引っかからないことだ。
ネットビジネスの詐欺の手口は、年々巧妙化しているため、被害に遭う人も多い。
僕は過去にアフィリエイト塾、情報商材の塾に入り、総額で国産のSUV車1台分の費用を使った。
その経験も含め、
僕なりによくある詐欺の種類・特徴と、詐欺に引っかからないための対策について書きますね。
【ネットビジネス詐欺の主な種類と特徴】
情報商材詐欺
「月収100万円稼げる方法」「誰でも簡単に副収入」といった内容のPDFや動画などの情報を高額で販売している。
特徴としては、とにかくコンテンツの内容が薄く、今では役に立たない方法だったりするものが多い。
実際に稼げる保証もないのだが、ネックとなるのは商材を購入するまで中身がわからない点だ。
情報商材は、
「今すぐ購入しないと損」
「限定◯名」
「値上がりまであと◯日!」
といった煽り文句で畳み掛けてくるため、つい、購入してしまうケースが多い。
おまけに金額も数万円のため、仮に「中身が薄いな、これ」と思っても、被害を訴えない人がほとんどだ。
商材を購入したのは、本人だし、それ以上の被害がないため、詐欺を立証するのも困難だと思うが。。。
MLM(マルチ商法)型ビジネスの勧誘
これは、ネットワークビジネスの名目で会員登録を勧められ、商品やサービスを販売しながら新規会員を紹介すると報酬が得られるという仕組みだ。
売る商品やサービスは違えども、かなり昔から存在する。
僕も引っかかったことがある。(忘れていたほど昔のことだが……)
特徴としては、初期費用として10万円~数十万円が必要にある。要するに自分でも商品やサービスを購入するのだ。
「すごい話がある」などと講習会のようなところへ誘い、「在宅で自由な生活ができる」などといって勧誘するパターンが多い。
実態は商品の売買よりも「人集め」が主目的で、最初に始めた人間が儲かる仕組みになっているケースが多い。
副業代行詐欺
「副業の面倒な作業は全て代行」
「初期費用だけであなたの代わりに稼ぎます」という勧誘する。
手口は、初期費用を払わせ、その後、連絡が取れなくなるというパターン。
仮想通貨・投資詐欺
「AIで自動売買して稼げる」
「今買えば、すぐに数倍になる」といった仮想通貨や投資商品への勧誘する手法。
特徴としては、元本保証をうたうのだけど、投資に元本保証は存在しないので、この時点で明らかに怪しいのです。
正体不明の企業や担当者だが、ホームページや資料がやたらと豪華なので、信じやすい。だが中身は薄い。
偽のオンラインショップ運営詐欺
自分でオンラインショップを開設すれば稼げるとうたい、テンプレートやサポートを販売する手法。
特徴としては、簡単に、すぐにと煽るパターン。
そもそも、商品やサービスが実在しない場合もあり、費用だけ払わせ、開設後はサポートが消えてしまう手口。
【詐欺にあわないための対策】
そもそも、 「楽して稼げる」のであれば、わざわざ人に紹介することがおかしい。一人で利益を得た方が稼げるはずで、
人は誰でも怠け者であり、楽してお金が儲かると言われれば、つい話を聞いてしまうことが多いという人間の特徴を理解しておきましょう。
それに、労力やスキルなしで大金が手に入るとうたっている話は、まずは疑ってかかるべし。
次に「初期費用」や「サブスク契約」というものには注意が必要。
「最初だけ◯万円」「月額費用が必要」といった費用請求は、搾取の入り口であることが多い。
まずは、会社・運営者情報をチェックすること。
特定商取引法に基づく表示がなかったり、運営会社をGoogleで検索しても出てこない場合は要注意。
さらにSNSや掲示板のコメントで被害報告が出ていないか確認することも必要。
詐欺の常套手段としては、 「今だけ◯◯円」「値上がりまで◯◯時間しかない」「数量限定」などの煽り文句に乗らないことだ。
じっくりと考える時間を与えずに、とにかく申し込ませようとする手法なので、要注意。まずは一度、冷静になること。
最近は、SNSで「いいね」を押した直後に来るDMやグループ招待があるが、これも詐欺の入り口である可能性がある。
【もし詐欺にあったら?】
すぐに消費生活センター(188)や警察に相談。
口座情報・LINE・メール・通話履歴を保管。
クレジットカード会社に連絡(決済取消が可能な場合あり)。
甘い言葉に釣られないこと!
お金を簡単に増やす方法、誰でも稼げるといった類の話は、なにもネットだけではない。
書店にもそういうタイトルの本があるが、大抵はその通りにやってもうまくいかない。
そりゃそうだ。
成功したのは、あくまでもその人であり、時代や環境が違うこともある。
それにその手法ではもう稼ぐことが難しくなったため、その方法を他人に有料で販売し、利益を得ようとしていることが多い。
僕が入った塾だって、突き詰めれば、たくさん会員になってくれれば、主催者が儲かるだけだ。
たしかに会員のなかにはずば抜けて成功した人はいたが、それはその人の努力であり、だれもが同じ方法を実行すれば、稼げるわけではない。
向き不向きがある。
詐欺の本質は、他人から金を奪うことだ。お金を要求してきた時点で、冷静になろう。
とはいえ、先にお金を払わなくてはサービスや商品が手に入らないため、ついお金を払ってしまう人がいて、詐欺にあう人もいるのだろう。
そうならないためには、
「すぐに儲かる」、「簡単に稼げる」、「◯◯円が入ったら、こんな贅沢ができる」などの甘い誘い文句を相手にしないことだ。
もし、それが本当なら、わざわざ他人に教えたり、誘う必要はないはずだ。
その分だけ、儲けは少なくなるのだから。
そこに疑問を持とう。
見破る自信がない人は、確実にお金が得られるように自分で独学で始めることだ。それが一番だと思う。
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